東海大学柔道部元監督で本法人の事業に多大なる御尽力をいただいたいた中西英敏先生が9月12日に逝去されました。
ここに生前のご厚情に深く感謝申し上げますとともに、謹んで哀悼の意を表します。
中西先生には本法人設立以来、様々な事業にお力添えいただきました。
柔道指導者から初心者まで多種多様な人への柔道教室の講師を務めていただいたり、ご自身が建てられた直心館中西道場は、国際柔道コーチングセミナーや柔道交流の場所として幾度となくご提供いただきました。本法人が一部事業承継したNPO法人柔道教育ソリダリティーのときも、ロシアへ指導者として派遣されるなど、数多くの事業で世界中の皆さんと交流をはかってこられました。
中西先生は柔道を通じた人とのつながりが生まれていくことをとても大切にしておられました。ご自身でそれを実践するだけでなく、そうしたつながりが育っていくのを自然に受け入れ、見守っておられるようなところがありました。
例えば、IOCオリンピックソリダリティ奨学生のアンリケリス・バリオス選手(ベネズエラ)が、直心館中西道場の練習に参加した際には、「どうして柔道を始めたの?」と声をかけて、気さくにおしゃべりを楽しんだり(アンリケリス選手は日本で柔道を始めた理由を聞かれたのは初めてだったとのことで、とてもうれしかったようでした)、スコットランドから柔道研修に来ていたデル・イムリさんの「日本の子どもたちと柔道をしたい」という思いにこたえ、直心館中西道場の稽古参加を快く受け入れてくださいました。


国際柔道コーチングセミナーでも何度も直心館中西道場を使わせていただきました。
「道場の鍵、開けておいたからね。道具なんかも自由に使っていいよ。電気消すのだけ忘れないでね」
中西先生はこんな感じで、さりげなくいつも自由に使わせてくださいました。その懐の大きさに何度助けられたことかわかりません。

事業がないときも、いつも元気な笑顔でオフィスに現れ、私たちを笑わせたり、和ませたりしてくださいました。
ここ最近は、入院先からオフィスにお電話くださることも多く、本法人の事業のことや学生の派遣先のインドネシアやフランスのこと、ご自身の海外での経験などを話してくださることもありました。ご自身が大変な状況にあっても、日本柔道が世界で果たす役割と、柔道を通じた国際交流の重要性を気にかけ、本法人を温かく応援してくださっていました。
改めて感謝を申し上げます。
中西先生が本法人に注いでくださったお心をしっかり受け止め、これからの事業に活かしてまいります。
中西先生、ありがとうございました。
認定NPO法人JUDOs
理事長 井上康生
事務局スタッフ一同

