アゼルバイジャン🇦🇿に指導者を派遣しました!

2026年9月26日から10月6日まで、アゼルバイジャン柔道連盟のご依頼で光本健次国際担当師範をアゼルバジャン🇦🇿・バクーへ派遣しました。

光本師範からの報告が入りましたので、紹介させていただきます。


報告書

NPO法人JUDOs
国際担当師範 光本 健次

この度、アゼルバイジャン柔道連盟より、スポーツアカデミー大学柔道専門学部における授業講師の依頼を受け、9月26日〜10月6日までの期間、バクーにて実技授業を開講して参りました。受講した学生は、将来アカデミックな柔道指導者として国内で活躍する予定です。

アゼルバイジャン柔道連盟にはNPO法人柔道教育ソリダリティー(2019年解散・以下SIJE)山下泰裕理事長及び、NPO法人JUDOs井上康生理事長の国際コーチングセミナー研修を受けた、私の教え子たち(ザウール、アシマン、エルヌール、サファロフ)の4人が連盟各分野で働いています。その中のアシマンとサファロフは町道場も経営しております。世界の柔道人口が減少する中、この国では柔道人口が増加しており、柔道人気の高い興味深い国の一つです。


東海大学卒業後、SIJEコーチングセミナー2017でアシスタントコーチを務めた佐々木浩太郎さん(写真左)が、アシスタントコーチとして現地でサポートしてくださいました

この国では、東海大学柔道部を2016年度に卒業した佐々木浩太郎君が、ポーランドでの指導を終え、アゼルバイジャン柔道連盟カデコーチアシスタントとして1年半前から活動しています。佐々木君もすでに海外生活8年目になります。私の授業にも、アシスタントとして参加してくださり感謝です。また、ハンガリーで同期生の甲斐田謙君が9年目を迎えてます。

東海大学柔道部には国際交流担当(外国人係)として、来日した柔道修行者の身の回りのお手伝いや、コーチアシスタントとして手伝ってくれる学生諸君が多数おります。学生時代から柔道を通し、国際交流や国際指導に興味を持った学生が現在現役指導者として各国で活躍している姿は、NPO国際担当師範として大変嬉しく誇りに感じています。

さて、首都バクーは城壁に囲まれた世界遺産の旧市街で、乙女の塔や宮殿、石畳の路地を拠点に、旧市街と「火の国」らしい自然景観を背景にした美しい街並みでした。石油・天然ガスなど自然資源に恵まれたオイルマネーで豊かな国です。

アゼルバイジャン柔道連盟ラシャッド・ナビエフ会長は政府のデジタル開発運輸大臣でもあり、国家組織の中でもかなりの重鎮であるようです。連盟会長が政府の大臣であることもあり、柔道連盟における強化体制は驚くほど充実していました。連盟本部内に男女柔道場やジムなどが別々にあり、指導コーチ陣もカデ、ジュニア、シニアとそれぞれ複数の指導体制を取っています。また連盟は、スポーツアカデミー大学の柔道専門学部からの養成を受け、授業として連盟道場に学生が足を運んで来ます。


バクーでの指導者研修会の後で


国際コーチングセミナー2024修了生のアシマンの経営する道場にも足を運びました

パリオリンピックでは、日本が金メダル3個を獲得したのに対し、アゼルバイジャンは2個を獲得しました。今回は地元開催の世界選手権という事もあって、大会開催前から大いに盛り上がり、男子60kg級金メダル、73kg級銅メダル、81kg級銀・銅メダル、90kg級銅メダル、100kg超級銀・銅メダルと各階級でメダルを獲得しました。

連盟には欧州柔道連盟(EJU)及び国際柔道連盟(IJF)科学委員で英国・ハートフォードシャー大学教授のマイク・カラン氏がアゼルバイジャン柔道連盟体制強化アドバイザーとして赴任されており、この国は将来的に我が国の強力なライバル国になり得ると強く感じています。


左から、SIJEコーチングセミナー2017修了生のザウールさん、光本健次師範、マイク・カラン教授、SIJEコーチングセミナー2018修了生のジョージさん、JUDOs国際コーチングセミナー2024修了生のアシマンさんと

久しぶりの世界選手権大会の観戦、ルールも大きく変わり、選手の技や練習方法、新しいルールに伴った指導法も今後変えていかなければならない様に感じました。しかし、柔道が世界で大きく変わっても、私たちの活動を通して、山下泰裕先生の柔道教育ソリダリティーの掲げた「柔道・友情・平和」、そして、井上理事長のJUDOsが掲げている「柔道の輪・世界の和」のスローガンは、いつまでも薄れる事なく、人と人との絆をしっかり繋いでいたことを肌で感じ帰国致しました。


SIJEコーチングセミナー修了生のジョージさん、JUDOs国際コーチングセミナー2024修了生のアシマンさんと光本健次師範