アルゼンチン士官学校にリサイクル柔道衣・畳を寄贈しました!

2023年5月に発送したリサイクル柔道衣82着と畳21.5枚が、南アメリカのアルゼンチンに到着しました!

今回の寄贈は、海上自衛隊練習艦隊、外務省、全日本柔道連盟のご協力により実現。

海上自衛隊練習艦隊が遠洋練習航海のためアルゼンチンのブエノスアイレスに寄港した際、リサイクル柔道衣・畳がアルゼンチン海軍に手渡されました。

寄贈された柔道衣と畳は、アルゼンチンの海軍教育機関で護身術課目である柔道の錬成で使用されるそうです。


寄贈式には、アルゼンチン日本国大使館の山内弘志大使やアルゼンチン海軍参謀本部教育部長のマルセロ・クリスチアン・タラポウ少将らがご参加くださいました

アルゼンチンの柔道には長い歴史があるそうです。

1906年、横浜に寄港したアルゼンチンの海軍練習帆船フリゲート艦サルミエント号の指揮官アドルフォ・M・ディアスは、日本の搭乗員が行った柔道の実演に驚嘆し、海軍省の士官候補生の教育プランに採り入れることを提案。

そこで、嘉納治五郎師範の直弟子である緒方義男師範と渡辺孝徳師範が柔道指導者として選出され、アルゼンチンで柔道指導を行ったことにより、同国で柔道が広がりました。

近年では、2016年リオ五輪女子48kg級で金メダルを獲得したパウラ・パレト選手がよく知られています。

 
アルゼンチン行きの柔道衣と畳の搬出作業は5月に行いました。海上自衛隊練習艦隊に輸送いただくということで、1つあたりの段ボールの重量制限がなく、通常より大きい段ボールでの出荷となりました。東海大学国際貢献係のメンバーは軽々と持っていますが、約40kgの重量です

運搬にご協力くださいました海上自衛隊練習艦隊と全日本柔道連盟の皆さま、ありがとうございました。

アルゼンチン柔道がますます発展されますよう、これからもJUDOsは応援してまいります!