国際柔道コーチングセミナー2023を開催⑧

2023年10月10日〜11月6日に実施した国際柔道コーチングセミナーにおいて、東海大学柔道部国際交流担当の6名が研修生のサポート役として活躍してくださいました。

国際柔道コーチングセミナー2023報告⇒
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「授業のない時間はすべてセミナーに参加します!」と全員が快くサポートを表明してくださった皆さんは、実技指導ではもちろんのこと、生活面でも研修生たちを支えてくれました。

皆さん、ありがとうございました。本事業に参加しての6名の感想と報告を紹介します。

▼内容

  1. セミナーを通しての感想
  2. 印象に残ったことは?
  3. セミナーに参加して変わったことは?

 

光田京介:体育学部武道学科4年 (写真右端肩車をされている)

1. 今回のセミナーは、私が国際交流担当の仕事を始めてから、初めて行われた長期で大きなお仕事でした。企画当初は、右も左もわからない状況でした。全員が全員、言語も文化も異なる環境で育ったため、日本の文化に馴染んでもらえるか心配でした。しかし、その心配は不必要なものでした。私たちは育った環境が違い、宗教も言語も文化も違いますが、柔道と云う共通言語が私たちを同じ方向に導いてくれました。長期とは言ったものの、すごく短く感じた1カ月でした。アゼルバイジャン、ギリシャ、カナダ、ネパール、カザフスタン、ウクライナ、これらが私が行く次の海外旅行先になるでしょう。普通に過ごしているだけじゃ得られない最高の経験が出来たと感じています。セミナーに参加した研修生7名、光本健次先生、井上康生理事長、JUDOs事務局の皆様、ありがとうございました。

2. オルファン・サファロフさん(アゼルバイジャン)が受身を知らなかったこと。世界選手権60kg級2位という、世界トップクラスの選手でも柔道を始めた環境の違いで、日本人なら小学生でもできることができなかったことが印象に残りました。幼少期の基本的な教育の必要性を痛感しました。

3. 知見が広がりました。自分が今まで関わってこなかった国のことをよく知ることができました。そして、その国に行きたいと思えるようになりました。

本原颯人:東海大学体育学部武道学科4年(写真後列左から3人目)

1. 研修生の皆さんから学ぶことのほうが多かったような気がします。

2. 東海大学国際友好会館で一緒にパーティーをしたことです。

3. 指導することに興味を持ちました。

岩本莉樹:法学部法律学科3年(写真前列左端)

1. コーチングセミナーに参加して、「柔道」という繋がりによって、言語や国籍、文化、育ってきた環境など「柔道」が無ければ決して出会わなかった方々と繋がることができ、同じ道場で柔道をする事となれたのは、本当に素晴らしく、幸せなことだと感じています。また、お互いに柔道を通して学ぶこともあれば、生活の中でそれぞれの文化に触れていくなかで私たちが学ぶことも多くあり、柔道の本質である「自他共栄」の精神について改めて考えていくことができ、自身の柔道面での成長と、人間としての成長に繋がったのではないかと感じました。

2. 東海大相模高校へ訪れた際に、彼らの柔道(乱取り稽古)している姿をみて、コーチなのにそこまで本気で乱取りに参加するのか!と思ったことが印象に残っています。

3. 将来、競技者として柔道に携わる以外にも、「生涯柔道」として指導や社会貢献として関わっていくような選択が自分の中に増えました。

田畑翔太朗:体育学部体育学科3年(写真前列左から2番目)

1. この度はこのような貴重な経験をさせていただきありがとうございました。コーチングセミナーをお手伝いさせていただくにあたって、語学に不安があったため上手くサポートできるか心配でしたが、柔道という一つの繋がりだけでこれまでも仲良く交流ができたことにとても感動しました。日々学ぶ内容に自分の中にあった固定概念がいい意味で無くなり、成長できたと感じています。一方でさまざまな国から来られる参加者の皆さんの学ぶ姿勢が素晴らしく、日頃大学で当たり前に練習を行えて、試合に臨むことができる自分自身の環境、日々支えてくださっている人達に感謝しなければいけないと改めて感じるきっかけとなりました。また、自分自身もこの経験を競技に活かしていくと共に、海外への興味がとても湧きました!来年も開催されることを楽しみにしています。

2. 柔道における練習方法の多さと自由さ。

3. 練習方法に対する固定概念。

関優樹:体育学部武道学科2年 

1. 初めてコーチングセミナーに参加して、短い期間でしたが、柔道を楽しむという1番大切なことを再確認することができました。社会に出て学校や町道場で柔道を教える際には今回のコーチングセミナーのように柔道を楽しむことを1番に教えていきたいです。

2. 私が1番印象に残ったことは、光本先生からの「教える際のお手本はできるだけ大きく動いて派手に見せることが大事」という言葉です。私は今まで人前で技を披露する際にそのような事を考えたことがありませんでした。技を披露する際には相手が見てどう思うかを考えることが必要だ。と言うとこが学ぶことができたからです。

3. セミナーに参加する前は国際交流担当の仕事は英語が話せないと外国人の方と関わるのは難しいと思っていたので不安でした。しかし、セミナーに参加してみて、英語が話せなくても外国人の方ができるだけわかりやすい英語で話してくれたおかげで楽しく参加することができ、英語があまり話せなくても外国の方とは話すことができることがわかりました。

中山康:体育学部武道学科2年 

1. 海外の指導者の方々とコミュニケーションをとり、日本の柔道に対する敬意を感じるとともに、自分自身も日本の柔道の基本を学び直すことによって、目指している目標や夢を再確認することができた。

2. 日本の指導法を学んでいく際に、海外で行っている指導と重なる部分と異なる部分があり、文化環境に違いを身近に感じることができたこと。

3. 海外の柔道やスポーツの歴史や指導を学びたいと思う気持ちが強まったと感じている。また、海外の方々とコミュニケーションをとっていく中で、自分の言語力の不足を感じ、しっかりと他言語能力の向上を目指していこうと思いました。