8月27日(日)に横浜武道館で開催された全日本小学生柔道育成プロジェクト(全日本柔道連盟主催)に、東海大柔道部の学生10人を派遣しました。
木材がふんだんに使われた気持ちのよい空間が広がる横浜武道館。ここに全国から約180名の子どもたちが集結しました
このプロジェクトは昨年廃止になった全日本小学生学年別の代替イベントとして始まり、今年で2回目。全国から選抜された約180名の小学6年生が参加し、穴井隆将先生(天理大)による講話や中村美里さんと王子谷剛志選手(旭化成)による柔道教室、髙橋健司・全柔連審判委員会委員による審判講習などが行われました。
開始前、競技係の松岡圭一さん(写真左/左側)から真剣な表情で進行について説明を受ける東海大の学生たち。岡泉茂・全柔連大会事業委員長からは「今日一日、よろしくお願いします」との激励をいただきました(写真右)
東海大の学生は練習試合や柔道教室の補助を担当し、佐藤善人さんがファシリテーターを務めた「アクティブ・チャイルド・プログラム」には子どもたちと一緒に参加、ゲーム感覚で身体を動かし、ときに本気モードで楽しい時間を過ごしました。
アクティブ・チャイルド・プログラムは大盛り上がり! あちこちから歓声と笑い声が響いていました
みなさん、おつかれさまでした!
▼学生の感想
【武道学科】
■本原颯人(4年)
ふだん接することのない小学生と交流することができて、とても良い経験になりました。いつもは大学生と練習していて教える機会がないので、指導したことも楽しかったです。
■光田京介(4年)
今日はふだんあまり関わらない小学生と柔道ができてすごく良い刺激になりました。今日の経験がこれからの自分の生活に何か活かせることがあればいいなと思います。
■瀬部晟也(3年)
ふだんはちびっこたちと接する機会がないので今日はとても楽しかったです。自分にとっても一流の選手の技の講習はとても勉強になり、今後へのモチベーションも上がったのでとても良い機会になりました。
■松澤佑栞(3年)
今日は子どもたちと一緒に遊ぶことで自分の子どものときに柔道が楽しかったことを思い出せてすごく楽しかったです。またこのような機会があれば参加したいです。
■横山竜之介(3年)
僕だけ昨年も参加していたこともあり、子どもたちの誘導やちっちゃいこの対応が慣れていた部分もあったのですが、コントロールできない部分もあって難しさも感じました。でも、やっぱりやりがいみたいなものも感じたのでまたこういう機会があればぜひ参加したいです。ちびっこたちにとってもこういう機会はなかなかないと思うので勝利を気にしないで試合ができる柔道の楽しさをもっと広めていけるようなことができたらと思います。
■中村弘実 (2年)
本日の育成プロジェクトに参加させていただき、ありがとうございました。小学生と関わることができてとても充実した時間になりましたし、中村美里さんや王子谷剛志選手の話も自分自身にも響いて、とても良い経験になったと思いました。
■牧野夢希(1年)
今回、少年柔道に携わらせてもらって純粋に楽しかったと思いますし、新鮮さを得られたので、またこういう機会があればぜひ参加したいと思います。
【体育学科】
■田畑翔太朗(3年)
自分が小学生だったときは試合に出て勝つということを第一にやっていたので、こういうプロジェクトは初めてでした。改めて柔道の楽しさや礼法など勝つだけではない柔道の素晴らしさを学べて子どもたちにとっては良い経験になるのではないかと思いました。自分自身も勝つことに執着しすぎず、柔道の楽しさを忘れずこれからも続けていきたいと思います。
【法律学科】
■岩本莉樹(3年)
ふだんの生活では小学生と関わる機会がなかなかないのですが、子どもたちにどうやったら伝わりやすいか、ということを考えながら、自分なりにかみ砕いて説明することができました。自分でも理解していないと教えることができないのでそういった面でも自分の教える力を高めるのに役立ったと思います。