リサイクル柔道衣を手荷物で運んでいただくスペシャル・プロジェクト。15回目となる今回は中央アメリカのエルサルバドルに届けることができました。
今回、運搬してくださったのは、本法人国際担当師範の光本健次先生の教え子で、世界各国で柔道を指導してこられた石﨑信太郎さんです。
石﨑さんは、NPO法人柔道教育ソリダリティー(2019年解散)の学生指導者として、エルサルバドルに派遣されたのをきっかけに、その後、青年海外協力隊として同国の柔道隊員に着任、2020年9月に任期を全うしました。
今回はエルサルバドルの雇用創出を目的に、同国で新しいビジネスを行うため渡航するということで、それに合わせて、柔道衣の運搬に手を挙げてくださいました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により滞っていた国際物流も、今年に入り復活しつつありますが、いまだに国際小包郵便(船便)を送ることができない国がほとんどです。エルサルバドルも同様で、現状では手荷物で運ぶしか方法がありません。
東海大学でIOC奨学生のイアンと再会、コスタリカもエルサルバドルもスペイン語圏ですね!でも2人は日本語で話していました
石﨑さんから柔道衣のゼッケンについて「女子のものは特に喜ばれますよ。世界チャンピオンをイメージできるから」と教えていただきました。
世界選手権優勝者は、男女問わず赤ゼッケンを付けることができますが、通常の女子のゼッケンは赤文字で名前が入っているので、それがチャンピオンのイメージと重なるということですね!
2023年3月8日、成田空港で柔道衣10着を受け取り、トランジット先のロサンゼルスに出発する石﨑さん(左)。見送りに来ていた根本諒さんと一緒にフラッグを持って記念撮影。根本さんは石﨑さんと同じ時期に青年海外協力隊としてエルサルバドルに派遣されていたそうです
エルサルバドルの空港では、柔道教育ソリダリティーで研修を受けられたリチャードさん(RICHARD Henry Ramirez Cruz)がお迎えに来てくださいました
首都サンサルバドルにあるサンマルティン・ファン・カルロス道場(Dojo Juan Carlos Vargas San Martín)の皆さんに柔道衣10着を手渡ししていただきました。サンマルティン道場では青年海外協力隊、柔道隊員の深井龍河さんやリチャードさんと同じく柔道教育ソリダリティーで研修を受けたホセ・マリオさん (Jose Mario Perez Aguilar)が指導にあたっています
石﨑さん、ご協力ありがとうございました!