パラオ🇵🇼より【ダイジョーブ日記 No.4】

JUDOsでは、海外で柔道指導者として活躍されている方々の声をお届けする「海外からの柔道指導だより」を掲載しています。

今回は、2025年3月まで東海大学柔道部の国際交流担当としてJUDOsの活動にかかわり、現在はJICA青年海外協力隊としてパラオで活動している田畑翔太朗さんからの報告第4段です!


🇵🇼ダイジョーブ日記#4🇵🇼

ALII こんにちは。

パラオで柔道指導をしています。田畑翔太朗(たばたしょうたろう)です。

最近までは夜が涼しくてクーラーなしでも過ごせて、少し幸せです。

パラオ付近は温暖な気候のため台風の赤ちゃんができやすく、こちらで生まれたのが日本に行っています。

一人暮らしにも慣れてきて、最近はバジルの苗を見つけたので育てています。いつか、ジェノベーゼソースを作れたらいいな、なんて思っています。

目次

1、先月の柔道について

2、子供たちの指導

先月の柔道について

先月は、Belau Gamesというパラオの国体のような試合が各スポーツあり、柔道も開催しました。

ルール作りと審判をして、参加人数はとても少なかったですが思っていたよりもいい試合になってびっくりしたのが本音です。小さい国ですが、試合の開催は定期的にして、次は自分主催でもっと多くの子達を巻き込めたらいいなと思いました。

柔道連盟は前会長の60代のおじちゃんが1週間前に動き出して、2人で何とか終わらせたという形でした。

会長であり、自分のパートナーのジェニファーは、試合4日前に「私はニューヨークに遊びに行っていて試合の次に日に帰ると連絡があったそうです」 怒りの感情の以前に呆れが来ていています(笑)。連絡しても返事はなく、話しても高圧的ですし、関係を築くことに疲れてしまったのが本音です。(これが文化の違いなのでしょうか。)

現地では、聞いていた話と実際の状況が違うことも少なくなく、振り回されてしまうこともあります。そんな中、一人で考え、動くことにも半ば慣れてきました。「ここにいる必要はあるのだろうか」と自問自答する日々ですが、親身になって支えてくださるパラオの方々にも助けられながら活動を続けています。

自分がいることで練習日が増え、参加する生徒も少しずつ増えています。一方で、自分がいなくなった後も、この活動は続いていくのだろうかと考えることがあります。さまざまな活動をすることが、本当に現地の人たちのためになっているのか。それとも自分自身の満足に過ぎないのか。最近はそんなことを自問自答することも増えました。

また、9月にパラオで太平洋州のサミットがあるみたいです。その会場に私が使っているジムが選ばれて、9月の2週目まで練習場所を失ってしまいました。

ここ2週間は朝から一人でトレーニングをして、午後から勉強する毎日を送っています。柔道が嫌いになったわけではないのですが、パラオ柔道に対して、自分の心の余力がなくなっていると感じ、そのような日々を過ごしています。


試合の写真

マイナスな記事、報告ですみません。

子供の指導について

今は練習がありませんが、私は子供たちを2つのクラスに分けて教えています。

1クラス:4歳から8歳
2クラス:9歳以上

どちらもとても難しいのですが、今回は1クラス目の子たちについて書こうかなと思います。

そのクラス分けをし始めたときは3、4人だったのですが、嬉しいことにどこからか噂が流れて、常時8人ほどが来るようになりました。(入りたいと話をしに来た子がほかにも)

練習の中で心掛けているのが、「柔道をさせずに、いつの間にか柔道」です。

子供たちは素直で楽しいことは思い切ってするし、疲れた時、やりたくないと思ったら全面に出してきます。

そこで子供たちの反応がいいゲームやレースなどを練習(50分)の半分以上に使っています。

でも、ゲームをするうえで、楽しいゲームをするなら話を聞かないとルールは理解できないし、ルールを守らないと楽しくならないということ。捉え方次第でこれも立派な柔道だと私は思います。(精力善用を学ぶきっかけになる)

僕が子供のころの練習には一回もゲームなんてなかった笑。

そして、そのゲームの中に柔道の要素を少しずつ、気づかない程度に蒔いて点と点を繋げる。⇒これは講道館研修員のときに道場指導部の下山先生の指導の仕方が言語化するとこんな感じでほんとにすごかった。

こんな感じで語っていますが、まだまだ指導は上手くないし、子供からのエネルギーにやられてしまう時もありますが、これからも試行錯誤しながら一緒に成長できたらなと思います。

次のダイジョーブ日記では、自分が少しでもいい方向に進んでいると思います。

では、今回も読んでいただきありがとうございました。

暑い夏乗り越えましょう!!

←子供たちと