コーチングセミナー2019【研修生からの感想】

2019年11月10日~12月4日、世界の柔道指導者を対象にコーチングセミナーを実施しました。受け入れたのは7カ国(イスラエル、パレスチナ、中国、シリア、ウズベキスタン、サウジアラビア、ミャンマー)の8名です。

約3週間に渡り、光本健次国際担当師範を中心に柔道指導の基本から応用、トレーニング方法などの講義を行ったほか、町道場や関東圏の学校柔道部を訪問して、現場の指導風景を見学するなど多種多様なプログラムを実施しました。

研修生からの感想が届きましたので紹介いたします。

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ムハマド・ベグゾット
Mukhammad Bekhzod Bakhtiyarov
ウズベキスタン

こんにちは!コーチングセミナーが終わり、柔道や日本文化など、自分にとって多くの新しいことを発見しました。このセミナーのおかげで、私は初めて日本に行くことができ、井上康生先生や光本健次先生に紹介していただきました。他の国のコーチたちにも紹介していただき、日本人とも仲良くなりました。このセミナーは、柔道を知るための、私の最初の大きな一歩となりました。

さらに、私が初めて参加した、この国際コーチングセミナーを決して忘れません。世界レベルで成功を収めたとしてもです。このセミナーに、忘れられないほど感謝をしています、JUDOsのことは決して忘れません。


ユセフ・アシュラフ・アブドゥルバジット・アンドゥラ
Ashraf AbdulBasit Abdullah Yousef
サウジアラビア

2019年11月10日~2019年12月4日の期間に開催されたコーチングセミナー2019に参加する機会を与えていただきました。セミナーの参加について報告致します。

セミナー初日、私たちは受入れられ、JUDOsの皆さんを通して、このトレーニングセミナーのプログラム、各種指導方法、目的、および研修内容に関して説明を受けました。

セミナーは、トピックの種類の多さ、様々な年齢の方が練習する道場への訪問、そこで使用されていた最新のトレーニング方法等は、とても良い物でした。セミナーの最も重要で強化された部分は、次の通りです。

コーチのチームの精神、良好な受入れ、年齢ごとの重要なトレーニング方法(いくつかの学校や、トレーニングセンターを含む訪問先)、ナショナルトレーニングセンターへの訪問は、最も重要な訪問の1つでした。花岡先生のスポーツテーピングの講義は、指導者としての私たちに、非常に有益でした。グランドスラム大阪の見学は、国際大会を肌で感じることが出来ました。

光本先生は、トレーニング方法、選手の動きやすさ、連続した動きの仕方、そしてどんな年齢にも対応するための、多種多様な最新のトレーニング方法を教えて下さいました。

「投げの形」でも重要なことを学びました。濵名先生は、私たちの技術向上の上で重要な役割を果たしてくださいました。リハビリテーションの今村先生は、運動の効果を上げることに影響がある、精神的な健康と、個人の特性、他者への協力、敬意など、いくつかのスポーツの質を獲得するための技術や、トレーニング方法、支援に対して指導下さいました。

思い出の中で、最も記憶に残っている、重要な訪問は、広島市と広島平和記念資料館があります。

この日本でのコーチングセミナーに推薦していただき、子供時代の夢が実現しました。そして、今、私はこのセミナーに参加するために日本に行きました。学んだ全ての素晴らしい日本人や文化を私の国に伝え、私の国の柔道の発展に努めていきたいです。
サウジアラビアより、日本の皆さんのホスピタリティー、受入れ、敬意に心から感謝します。柔道をを愛し、尊敬すべき日本人を心より愛しています。


ムハマド・ヤセル・アル・ハムウィ
MHD. Yaser Al Hamwi
シリア

東海大学を中心としたコーチングセミナー2019への参加は、スポーツ、人間性や文化、知識、親愛の心、他者への尊敬の念、素晴らしい日本人の方々、多くのこと私にもたらしました。私は、皆さまから学んだ全ての正直さ、誠実さ、真心を私の国、シリアの子ども達に伝えると約束します。

最後に、先生方、コーチングセミナーを担当して下さった皆様に感謝いたします。いつか、皆さまに再び会えることを願っております。

 
スカフ・オマール
パレスチナ

私の日本訪問

「コーチングセミナー2019‐特別柔道トレーニングコース-」に関する報告書

初めに、素晴らしい特定非営利活動法人JUDOs、先日の私の日本滞在に関して暖かいご支援をくださったことに心より感謝申し上げます。日本滞在で私は、柔道が高い哲学と倫理を有したスポーツとして、広まるための素晴らしい支援を目にしました。

私はいつも、皆さまに健康と成功がもたらされることを、神様に願っております。日本でのトレーニングコースには、いくつかの主要な目的がありました。

  • コーチングセミナー2019(原文:柔道のトレーニングコース)では、柔道の基本的な面を作っている、支えとなる主な柱の多くを学びました。ここでは、以下のそれぞれに感謝します。

1. 山下泰裕先生
2. 井上康生先生
3. 光本健次先生
4. 光本恵子さん
5. 小澤浩子さん
6. 原口直也さん

  • 広島平和記念資料館を訪れ、広島と長崎の都市に原子爆弾が投下された影響を目の当たりにしました。それは政治家や全ての人間の大きな失敗へと繋がったと思います。
  • 特別支援を必要とする人々が参加できる、様々な柔道クラブへ訪問し、これらのクラブの代表者たちから素晴らしい歓迎を受けました。

メモ:提案と推薦事項

  1. 実践的な練習、さまざまな場所への訪問は、非常に適切で柔軟であり、素晴らしく役立つものでした。
  2. 青少年や子供たちを対象とした、競技や大会を行っている良い組織でした。
  3. 健康的な栄養、筋肉の発達などに関するトピックを、セミナーに追加することを提案します。
  4. 参加者同士の調和を図るために、十分に前もって参加者は準備をして、日本語の特別な「スピーチ」を出来るようにすることをお勧めします。

5. 今後行われるコーチングセミナー中に、参加者同士の信頼を高め、その後の一体化を促すために、参加者間の壁を破るために、なんらかの仕組みを構築されること提案します。

最後に、この卓越したコーチングセミナー開催と、運営における、皆さまの大きな役割に、心から謝意と感謝の意を表したいと思います。

今後とも、よろしくお願いいたします


ダン・シュクラン
イスラエル

 JUDOsのコーチングセミナーの研修中に、多くの新しい技術を学びました。私は、今タルパス柔道クラブで、生徒と一緒にその技術を使っています。光本先生のクラスで、多くのことを学びました。光本先生は、素晴らしい先生でした。私は光本先生と、今回の素晴らしいセミナーを永遠に忘れません。
 惠子さん、浩子さん、由利さんは、我々を良い環境で過ごせるように心配りし、全ての要求に対応して下さいました。
セミナーに参加した直也さんと、練習に参加して下さった他の先生方や選手の皆さん、全ての方が、このセミナーで我々が効率よく柔道を学べるようにしてくださいました。
東海大学に滞在し、柔道部の皆さんの中に入れたことは、素晴らしい経験でした。柔道部の練習を見て、学ぶことも多くありました。

 ただ一つ、指導者である私たちが行うための、技術的クラスと乱取りを含んだトレーニングプログラムが追加されるのを望みます。
 繰り返しますが、このセミナーに参加して下さった全ての人に感謝します。

今回の経験に感謝します。皆さんに、再び会えることを願っています。


ソン・チョウ
宋 超
中国

今回のセミナーには、各国から参加したコーチの皆さんとともに参加し、自分の柔道の技術を改善して、先進的な青少年への指導方法を学び、柔道にについてさらに深く理解することができました。

光本健次先生には、たくさんの子どもたちの指導方法を教えていただきました。私たちが適切に指導できるかどうか、とても丁寧に教えてくださいました。

町道場にも訪問し、かわいらしい天使のような子どもたちに会うことができました。そこで出会ったすべての先生方が柔道は礼儀を重んじ、正しい礼をすることが重要であり、それが柔道の本質を知ることになると教えてくださいました。これについては、すべての柔道修行者が学ぶべきことだと思いました。

井上先生、山下先生、光本先生に感謝申し上げます。また、お母さんのような恵子先生、浩子先生およびjudosの皆さんに心から感謝しております。日本で勉強したことを中国の子どもたちに教えたいと思っています。


ティンザー・ソウ
Thinzar Soe
ミャンマー

私は、このコーチングセミナーに参加し、素晴らしくためになる経験をしました。子供たちに対する教育的な柔道の指導方法、柔道はスポーツだけでないこと。私たちは、ミャンマーの子ども達に教育的な柔道について伝えたいと思います。子供たちに教えるために必要なことを、正確に教えて下さってありがとうございます。私は、寝技が苦手で、寝技を教える方法を本当には理解しておりませんでした。このセミナーに参加して、寝技についても知識を得る必要がありました。

嘉納治五郎師範は、彼が学んだことをミャンマーにも伝えたいと話したそうです。私たちは、光本先生から、子供たちの指導方法を基礎から教えていただき、とても幸運に思います。更に、様々な町道場で、色々な指導方法、技術を多く学ぶことが出来ました。指導者は、柔道の精神を学び、教育的価値を教え、自国のコーチについてもそれを学ぶ必要があることを伝える必要があります。

ミャンマーでは、柔道用品が希少で、あまり柔道は知られておりません。

一部の選手は、スポーツから再度挑戦し、新しい選手を生み出したいと考えています。しかし、技術的問題、知識や資金不足、柔道畳での練習の難しさから、それは実現出来ていません。その結果、柔道は競技としてもミャンマーで普及していません。私は、ミャンマーでのトレーニングコースにも参加しています。私は今回得た知識を、そこで皆に広めたいと思います。日本滞在中に支援して下さった皆さんの気持ちに応えるために、私たちは一生懸命柔道を広めるよう努力します。JUDOsの皆さま、山下先生、光本先生、井上先生、支援して下さった皆様に、感謝いたします。


キン・シエイ
金 志偉
中国

約1カ月にわたり、柔道について勉強することができ、私にとってこれまででもっとも有意義な研修機会となりました。先生のご指導に感謝します。

研修の過程で、本物の柔道とは何かに触れることができました。セミナーに参加する以前にも東海大学の先生、大学生とたくさん交流してきましたが、自分の勉強が足りていないとも感じていました。そのため、今回の研修はとても私にとってタイムリーでした。セミナーで学んだ柔道の教育理念と先進的な教育モデルはに私は心を打たれました。

今、指導者として勉強の重要性を深く感じています。今後の指導の中で日本で学んだ柔道教育の知識を生かし、積極的に新しい指導法を行っていくと同時に、コーチの基礎教育をしっかりと行いたいとます。

柔道家の一人として、世界中で柔道が盛んに行われる風景を見たいです。自分の責任も重いと感じますが、きっと全力を尽くして柔道を普及します。これからも、JUDOSからの助けと示唆を与えてほしいと思います。

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