全日本柔道連盟からの要請を受け、2024年9月14日(月・祝)に行われた「第8回わくわくスポーツまつり」(東京都文京区スポーツセンター)に、柔道教室アシスタントとして東海大柔道部の部員8名を派遣し、同教室の実施を支援しました。
12時から16時頃まで行われた柔道体験教室全6回(1回20分)には、柔道を初めて行う子どもたち5歳~9歳まで約120名が参加。東海大の学生たちは、講師(全柔連の蒲原光一さん、小林幹佳さん)のサポート役として子どもたちと思いっきり柔道を楽しみました。
当日の様子ご紹介します!
はじめに蒲原さんよりサポート学生に子どもたちへの対応の仕方等の説明がありました。
開会式の様子。子どもたちは6つの班に分かれて、6つのセクションを楽しみます。
4年生の田畑翔太郎さん、岩本莉樹さんが交代で準備運動を担当しました。
準備運動の後は、畳に寝っ転がります。畳を触ってどんな感じがしますか?との問いに「やわらかい!ふわふわしている」と子どもたち。
そして受身の練習。「自分のおへそを見てください」と蒲原先生。みんな上手に首を持ち上げられました。その後、座った状態から後ろ受身を行いました。
受身をならったので、お兄さんたちに投げられたい人!?
子どもたちは、「やってみたい!」と大興奮。
青い柔道衣を着た東海大学柔道部の皆さんに大腰や体落で投げられました。
危険がないようにゆっくり体を支えて投げていました。
受身のデモンストレーション。子どもたちから巴投のリクエストも!
「転んでも怪我をしないの?」という問いに、「受身をしたから大丈夫だよ!」と答える学生の皆さん
その後は、大外刈りを体験。大外刈で大きな学生の皆さんを倒しました。子どもたちが倒れないように支えながら、投げられるという難しいことを皆さん簡単そうにこなしていました。皆さんお疲れ様でした!
練習の後には、必ず礼をしようね。と優しく話しかける岩本さん。皆さん、しっかり礼をしていました。
参加した学生の感想です。
岩本莉樹(法学部法律学科4年)
柔道がしたことがない子どもたちに向けての指導では、ケガなく、無理なく、楽しく行うことが大事だと思っています。今日はケガなく終われたのでよかったと思います。この経験を次に活かしていきたいと思います。
田畑翔太郎(体育学部 体育学科4年)
柔道が初めての子がたくさんいるなかでの教室でしたが、新たな指導方法が見つかった1日となりました。指導者を目指しているので今日の経験を今後に活かしていきたいです。
中山 康(体育学部武道学科3年)
今回、わくわくスポーツまつりに初めて参加し、柔道未経験の子と柔道をすることで、柔道の魅力を伝えることの難しさを感じました。でも、改めて柔道の楽しさを思い出すことができました。今日の経験を今後に生かすとともに、たくさんの子どもたちやさまざまな人たちに柔道の魅力を伝えていきたいと思いました。
関 優樹(体育学部武道学科3年)
参加した小学生の大半が、柔道は知っているけれど経験したことがないという人でしたが、こういう機会を通して柔道について触れてもらうことで、柔道の魅力や楽しさが広がっていけばいいと思いました。
福田一斗(情報理工学部情報メディア学科2年)
初めて参加して、初めて柔道をしたことがない人に柔道を教えましたが、自分が想像しない動きをしたりするので、(柔道をしたことがない人に柔道を教えることは)かなり難しいと感じました。自分が当たり前に柔道ができているのはずっと練習してきているからだどいうことがわかり、初心に返ることができました。受身は大事です。“ハッシュタグ受身は大事”でお願いします!
太田栄士(文学部歴史学科考古学専攻2年)
柔道をまったくやったことがない人に受身ひとつ教えるのは大変なことなんだということがわかりました。今後、こういう機会に今回の経験を活かしていきたいと思います。
塩谷颯大(体育学部生涯スポーツ学科2年)
柔道をやったことがない人に初めて柔道を教えましたが、受身をするときの頭を上げるという動作もけっこう大変そうだったり、たくさんの子どもたちを見るなかで子どもの体力が少し低下しているのかな、ということを感じました。でも、子どもたちからたくさんの元気をもらえて楽しかったです。
マイケル・ミラー(2023年JUDOs国際柔道コーチングセミナー修了生)
全体的にとても素晴らしい1日でした。全員ではないにせよ、子どもたちは素晴らしい経験をしたと思います。柔道とはどういうもので、その利点を知ってもらう機会を作ることは良いことだと思います。とりわけ今日の参加者のような幼い時期には大切だと思いました。また、子どもたちの親にも柔道の良さを知ってもらうことは大切だと思いましたし、新しい世代の柔道家にインスピレーションを与えることができたとも思います。