柔道衣を手荷物で運搬していただくスペシャル・プロジェクト第63回は、コンゴ民主共和国🇨🇩に柔道衣8着を届けていただきました。
7月10日から17日まで、アフリカのコンゴ民主共和国に柔道指導で訪れた芦田将輝さんが、渡航にあわせてリサイクル柔道衣を運搬してくださいました。
今回の渡航は、JICA(独立行政法人国際協力機構)の依頼によるもので、昨年に続いて講師として派遣された中村美里先生から指名を受け、助手として同行しました。芦田さんは、JUDOs主催の国際柔道コーチングセミナーでアシスタントコーチを務めた経験を持つ、本法人と関わりの深い柔道指導者です。
成田空港で荷物のチェックイン前に
渡航経路は、日本(成田)→韓国(インチョン)→エチオピア(アディスアベバ)→コンゴ民主共和国(ヌジリ国際空港)。いくつも飛行機を乗り継ぐ旅路となりました。
運搬した柔道衣をコンゴ民主共和国の皆さんに寄贈していただきました!
コンゴ民主共和国では柔道が広く親しまれており、国際大会で活躍する選手も輩出しています。しかし、長く続いた紛争や経済的理由で、練習環境や柔道衣の確保が難しい状況にあります。
芦田さんの滞在中に開催された「TICAD9杯柔道大会」でも、試合中に柔道衣が破れてしまい、他の選手から借りて試合を続けるという場面があったそうです。
首都キンシャサにある道場。屋外にあり、夜には車のライトで照らしながら練習をしています。畳はなく、おがくずを敷いてあり、その上にブルーシートがかけてあります
一人で複数の柔道衣を持つことが難しいため、破れたり傷んだ柔道衣でも大切に着続けているとのこと。今回寄贈した柔道衣が、少しでも現地の皆さんの役に立ち、柔道の発展につながることを心から願っています。
本法人では引き続きこのプロジェクトにご協力いただける方を募集しています。
海外へ渡航予定があり、ご協力いただける方がいらっしゃいましたらぜひJUDOs事務局までご連絡ください。詳しくはこちら