ザンビア🇿🇲へ柔道衣を届けていただきました!

海外へ渡航する際、柔道衣を手荷物で運んでいただく「柔道衣運搬スペシャル・プロジェクト」57号は、アフリカ南部の資源豊かな内陸国・ザンビア🇿🇲に運んでいただきました。


セカンドライフを運営しているNPO法人グッドライフ代表理事の村田幸平さん(右から3人目)と、柔道家でザンビアに住んでいたこともある平山千乃さん(左から2人目)が事務局に来訪。ザンビアでのイベントについてご案内いただきました

2025年6月20日の「世界難民の日」にあわせて、ザンビアの首都ルサカおよびメヘバ難民キャンプで柔道イベントが開催されました。本イベントを主催したのは、これまで継続的に同国の柔道家を支援してきた認定NPO法人セカンドライフの皆様。現地を訪れるタイミングにあわせて、今回、JUDOsが寄贈した柔道衣28着を運搬してくださいました。


ザンビアに出発した村田幸平さん。関空まで段ボールとともに移動してくださいました。

柔道衣を現地で子どもたちに手渡してくださったのは、このイベントの特別ゲストとして招かれ、子どもたちに指導をした柔道家の中村美里さん(2008、2016年オリンピック52kg級銅メダリスト)です。

中村さんから柔道衣を受け取った子どもたちの中には、初めて自分の柔道衣を持つことになった子もいて、「とても嬉しい!」と笑顔が広がるあたたかい時間が生まれたそうです。

また、イベントでは最終日に「中村美里杯」が開催されました。ザンビアの難民キャンプで初めてとなる日本人主催の柔道大会ということで、現地でも大きな話題となりました。

柔道用具が不足しているザンビアは首都であっても畳がある道場はほとんどありません。柔道衣も大会時に選手同士が貸し借りをしているそうです。

柔道の黒帯を取得することで、警察や軍などへの就職に有利になることから、柔道は将来を切り拓く手段として広く親しまれています。ただ、日本人指導者はほとんどおらず、柔道衣の着方や礼法、そして「精力善用」「自他共栄」といった日本柔道の精神が十分に浸透しているとは言えない状況です。
そこで今回は、井上康生理事長からザンビアの柔道家に向けたメッセージ動画もお届けしました。少しでも日本柔道の精神にふれる機会となれば嬉しく思います。本プロジェクトが、日本とザンビアのさらなる交流の一助となることを願っております。

セカンドライフの村田さん、中村美里さん、ありがとうございました!