中国🇨🇳へ光本師範を派遣しました。

2025年3月11日〜15日、南京市重競技運動学校の依頼により、光本健次国際担当師範を派遣しました。

光本師範は、日中南京友好柔道館および溧水日中友好柔道分館にて指導を行いました。


日中南京友好柔道館の道場にて


南京虐殺記念館で献花する光本師範。モニュメントには中国語で平和の意味「和平」と大きな文字が掲げられています


柔道教育ソリダリティーで光本師範の指導を受けた常東さん(2列目左から2人目)が指導者として活動している溧水日中友好柔道分館


溧水では光本スペシャルを中心に指導

溧水は南京市から南に約60㎞の場所にあり、車で1時間ほど離れています。コロナ禍により人的交流が制限されていたため、今回の訪問は5年ぶりとなりました。

光本師範からの報告です。


2025年3月11日〜15日の間、南京市重競技運動学校の依頼により南京日中友好柔道館と溧水日中友好柔道分館を5年ぶりに訪問した。

南京日中友好柔道館は、山下泰裕先生がNPO法人柔道教育ソリダリティーを設立された4年後の2010年3月1日に、外務省「草の根文化無償資金協力」により、中国で2番目の日中友好柔道館として南京市重競技運動学校内に設立された。

2017年には、井上康生先生が外務省文化交流事業日中国交正常化45周年を記念して南京日中友好柔道館を訪問して柔道指導を実施。約500人の選手が参加し、盛大に柔道を通じた交流を深めた。

2019年には、NPO法人柔道教育ソリダリティーの解散に伴い、その理念を継承し、柔道を通じた国際交流と教育活動を推進する新たなNPO法人JUDOsが、井上康生理事長のもと設立された。

同年JUDOsは、青島・南京・上海を訪問し、上海領事館職員と2020年の南京日中友好柔道館10周年記念行事の打ち合わせなどをしたが、残念ながらコロナ禍により、日本からの人的派遣は中止を余儀無くされ、井上理事長の祝賀ビデオメッセージで参加する事となった。

南京日中友好柔道館は、柔道普及活動と日中交流への貢献が評価され、外務大臣表彰を受賞した。この度の訪問は、JUDOsが実施している国際柔道コーチングセミナーで行っている指導内容を主体に、コーチが指導方法を改善し、選手に適切な指導ができるように提案した。

南京日中友好柔道館は、2010年に設立されて以来、15年間運営されてきた。2030年の開館20周年に向けて、南京日中友好柔道館と日本国上海総領事館、JUDOsが協力しながら、開催の準備を進めていきたいと考えている。また、溧水日中友好柔道館には、中国の次なる世代を担う有望な選手が多く、中国の柔道普及・発展の夢はさらに大きく膨らんでいくと確信した。

中国の中でも特に反日感情の強い南京市に両国旗が掲揚され、その道場で選手達は毎日練習に励んでいる。山下先生から井上先生へと、友好の架け橋はしっかり繋がれていた。

NPO 法人JUDOs 国際担当師範・南京日中友好柔道館溧水分館総監督

光本健次