IOC/OS奨学生として、2019年より本法人が日本での受け入れ先となり、活動支援を行ってきたアンリケリス・バリオス選手が、2024年12月に帰国することになりました。
約5年間にわたり、日本で柔道強化に取り組んできたアンリケさんですが、まだ一度も着物を着たことがないとのことでした。そこで、ぜひ着物を着ることで日本文化を味わっててほしい!ということで、着物体験を企画しました。
アンリケさんはベネズエラでモデルの経験もあり、ファッションにとても興味があるとのことから、着物の中でも第一礼装とされる振袖を着ていただこうと考えました。事務局内で相談したところ、広報の佐藤温夏が成人式で着用した着物があるとのこと! さっそくそちらを手配して、アンリケさんに着てもらうこととなりました。
東海大学近くにお住まいで茶道と着付けを教えられている石原さんに、ご厚意で振袖を着せいただきました。石原さんには、同じくベネズエラ出身でIOC/OS奨学生だったエルビスマー・ロドリゲス選手が東海大を卒業式に出席する際に袴を着付けてくださいました。(https://judos.jp/20230927/)
今回も快くお力をお貸しくださいました。ありがとうございます!
石原さんのお知り合いの着付師の方もお手伝いくださいました。
おふたりで着付けていただき1時間程度かかりました
振袖を着て外に出てみるとたくさんの方から、綺麗ね!と声をかけられました
天気の良い日でしたので、小澤職員の車で近くの神社まで撮影に行きました。
「座ったら帯が苦しい!」とアンリケ
三之宮比々多神社(神奈川県伊勢原市)を参拝
綺麗なもみじの前で
小澤職員が帯と袖を直し、振袖の持ち主の佐藤広報が撮影を行っています
その後、秦野市にある鶴巻温泉元湯「陣屋」の庭でも撮影しました
秋晴れの綺麗な青空の下、もみじのような着物の色がとても綺麗でした。
振袖を着る機会は、日本人でもあまりないと思います。アンリケ、良かったね!とっても素敵だったよ!(from 川戸)
柔道衣をいつも着ているアンリケは着物の着こなしも堂にいったものでした。振袖を送ってくれた実家の母も「すてき〜」と喜んでいました。着てくれてありがとう!!(from 佐藤)