2023 年 11 月 27 日(月)と28 日(火)の2日間、東海大学湘南キャンパス6号館で行われた国際柔道連盟公認「International Consensus Conference on Safe Falling for the Elderly through Judo(柔道を通じた高齢者の安全な転び方に関する国際コンセンサスカンファレンス)」の開催を支援しました。
カンファレンスには英国・ハートフォードシャー大学のマイク・カレン教授の呼びかけにより、14か国から28名の研究者、医療従事者の方々が参加しました。
カンファレンス実施にあたり、東海大学柔道部国際交流担当の皆さんにも手伝っていただきました。写真は早朝に東海大学駅前で参加者の皆さんを誘導している中山康さん(中央)と田畑翔太朗さん(右)、カンファレンスに参加された本法人理事で医師の紙谷武先生
紙谷理事が考案した「やわらちゃん体操」について発表する井汲彰医師
2日間のカンファレンスでは、各国の研究者より転倒によるケガ予防方法などのプレゼンテーション発表に加え、道場で実際に動きながら上手な転び方のデモンストレーションや意見交換を行いました。
ハートフォードシャー大学マイク・カレン教授(左)と井上理事長。井上理事長からカンファレンス参加者へJUDOsの活動を紹介させていただきました
カンファレンスのオリジナルTシャツを作成し、寄贈したデフィールの皆さんも駆けつけました。須貝等社長(左)は柔道衣を着ての参加です
マイク教授との調整を行ってくださった光本惠子本法人理事(左)とマイク教授のアシスタントのケイティ(Katie Mills 右)
小澤職員も安全な転び方を体験「皆さん、簡単そうにやっている基本動作の受身、シニアには難しい・・・」と話していました
東海大学柔道部国際交流担当の本原颯人(青柔道衣)、光田京介(右端)、リオデジャネイロ五輪73kg級銀メダリストのルスタム・オルジョフさんも参加(後列右から2番目)
柔道の受身などは、バランス能力を養い身を守るとされ、高齢者を中心とした転倒の事故防止につながると考えられています。例え転倒によってケガをしたとしても、受身の動作を応用した転び方をすれば、長い入院生活を避けられるケースがあり、注目されています。
JUDOsは引き続き「転びにくい、転んでもケガをしない体作り」「安全な転び方」の普及活動に取り組んでいます。