インドネシア・バリ島の仙石先生率いる少年少女5名のチームを支援!

2023年6月2日~7日、インドネシア・バリ島の仙石道場の子どもたち男女計5名が来日し、「第7回 ガーヤちゃん杯争奪少年柔道大会」に出場しました。本法人では、大会に参加するための費用、日本滞在の費用を一部支援しました。本法人事務局の小澤浩子の大会視察報告を掲載します。

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6月4日に埼玉県越谷市で開催された第7回ガーヤちゃん杯に視察に行って参りました。

 越谷市は大会2日前の大雨により災害救助法が適用されたほどの被害があったとニュースで知り、大会が無事開催されるかどうか心配でしたが、当日の越谷総合体育館はそんな心配を吹き飛ばすような熱気であふれていました。

 仙石道場の子どもたちが出場する高学年クラスは全26チーム。仙石先生によると仙石道場の子どもたちは「試合の経験もほとんどなく、もちろん海外に出た経験もなく人や建物やエスカレーターにさえびっくりして、みんな緊張しています」とのことでした。


日本に出発する前に仙石道場で壮行会を開催。インドネシア国旗のついた柔道衣を着た子どもたち

 チーム編成は軽量級の女子2名と男子1名、重量級の男子2名。先鋒の女子選手は一番軽い選手のようでしたが、こちらの大丈夫かなという心配をよそに、「はじめ」の合図とともに果敢に攻めていく姿は頼もしかったです。他の選手たちも足技や寝技を繰り出し、積極的に戦う姿勢に緊張は感じられませんでした。


予選を突破した際には、「まだ試合をするの?」と聞く子もいたそうです

 予選は1勝1敗で、なんと決勝トーナメントに進みました! しかし、残念ながら決勝トーナメント1回戦で1対4で敗退しましたが、敢闘賞を頂き、みんな笑顔でした。

 私は越谷市には初めて訪れましたが、会場に入ると元気に挨拶してくれる小学生たち、講師として招かれていた講道館の秋山先生、先日畳の搬出の際にボランティアで駆けつけてくださった山崎道場の佐々木先生と慶悟くん、本法人の会員の松井さん、九櫻に勤務されていた早川さんご夫婦、ネパールに指導に行ってくださった須貝先生、東海大学OBの徳間さん、とたくさんの方たちにお会いしました。


先月、一緒にモンゴル国に寄贈する畳の搬出作業をした佐々木慶悟さん(後ろの列左から2番目)の所属する山崎道場と試合後に記念撮影

 しかも、仙石道場が予選で対戦したチームに、慶悟くんが副将として出場というご縁も。結果は慶悟くんが鮮やかな一本勝ちを収め、仙石道場は敗退しました。

 このように、初めて訪れた場所なのにいろいろな方々にお会いして、柔道をしない私が、柔道で繋がる人の輪を実感し、とても和やかな気持ちで帰途につきました。

 バリ島チームの皆さんの健闘を称え、この体験が次につながりますことを信じてやみません。お世話になりました皆さま、ありがとうございました。

事務局 小澤浩子