9月23日、東海大学付属福岡高校で開催された第37回玄海旗中学生柔道大会(男子)にポーランド・ウクライナチームが出場しました。本法人事務局の小澤浩子、川戸円が大会を視察しましたのでご報告いたします。
↑開会式では、日本の国歌だけではなく、ポーランドとウクライナの国歌が流れさました。
↑第1回戦の様子
ポーランド・ウクライナチームは、予選リーグの第1試合、福岡市立和白中学校に惜しくも負けてしまいましたが、試合後に和白中学校の皆さんよりお箸とキャンディのサプライズプレゼントがありました。
↑第2回戦の様子
第2試合では北九州市立洞北中学校に4ー1で勝利。決勝トーナメント進出はかないませんでしたが、とても刺激になったそうです。
↑試合前、日本式の礼の練習をチームで行っていました
コーチのアントニーさんは、「今回のチームは玄海旗のために複数のクラブチームから参加した子どもたちにより結成されました。そのため、はじめはあまり知らない者同士、緊張していろいろありましたが、試合では一つのチームとして機能していると感じた場面がいくつもありました。例えば、試合に出ない子どもたちも他の子の応援をしている際に身体に力が入っていて、負けてもフォローし合っていたりしたところです。そうした成長が見られてうれしいです。また、技ありを取ってからも攻めつづけること、1本をとる柔道をしようと話したことを皆が理解してくれていました」
と笑顔で語りました。
ウクライナからポーランドに避難しているロスティスラフ君は、「日本の柔道は強いと聞いていたので、戦うことができてうれしい! チーム全体でエキサイトできたのがとても良かった。」と話しました。
↑対戦した和白中学校の皆さんが、廊下で声をかけるとお互いに笑顔で握手をかわしていました
和白中学校3年生の中尾幸太郎君は、「外国のチームとはじめて戦った。同じ体重の相手だったけれど、力がすごく強くて大外刈をかけられた時に焦った。ポーランド・ウクライナチームと戦えてうれしい!楽しかったです!」と笑顔を浮かべながら振り返っていました。
↑試合後には、山下泰裕先生(本法人顧問)より激励の言葉をいただきました
大会は、愛知県の私立大成中学校が6度目の優勝を飾り、無事終了しました。
その2(9月24日の玄海旗柔道教室及び交流練習)に続く