ラオス🇱🇦より【サバイディー柔道物語!No.11】

※Sea Gamesへ出発するときの様子。監督・コーチ・ナショナルチームの選手で記念撮影

JUDOsでは、海外で柔道指導者として活躍されている方々の声をお届けする「海外からの柔道指導だより」を掲載しています。

東南アジアのインドシナ半島に位置するラオス人民民主共和国🇱🇦でJICA青年海外協力隊として活動をしている菊地友輝さんからの報告です。


サバイディー柔道物語!🇱🇦No.11

JUDOsのホームページをご覧の皆さん、ສະບາຍດີ!(サバイディー、こんにちは!)

サバイディー柔道物語第11号です!JICA海外協力隊としてラオスの首都ビエンチャンで柔道指導をしています、菊地友輝(キクチ トモキ)です。よろしくお願いしまーす!

 

 Sea Games オープニングセレモニー!!

 

いつもの柔道衣とは違って?!選手たちもラオスの民族衣装を着てSeaGames(第33回東南アジアスポーツ競技会)オープニングセレモニーのためにおめかし・・。綺麗!似合っている!とみんなで褒めちぎります。ラオス人の性格なのかもしれませんが、服も容姿もなんでも?褒めます。言われて嬉しくない人なんていないですし、良い文化ですよねー(笑)。

 

有名な歌手やタイ民族衣装をモチーフにダンスなど!音・歓声や盛り上がりがすごい!タイの国立競技場を使用してのセレモニーで、この広さの入場行進は初めてだったので、ラオス国代表だという責任、迫力などいろいろな想いを感じました。ちなみに、入場する前は外で4時間待ちでしたが!!それを忘れるほどの瞬間でした(笑)。

 

選手とともに汗を流した挑戦の日々、学び多き時間

ラオス国体2025が終わり、続いて迎えたSea Gamesも無事に終了しました。国体直後は選手の数がぐっと減り、ナショナルチームのメンバーだけが残る状況になりました。みんな仕事や生活があるので仕方ないと分かってはいましたが、それでも残ってくれる選手たちがいることに感謝しながら、コーチと相談しつつ最後の追い込みと調整を続けました。

私は切り替えが得意な方で、どんな状況でも前向きに考えてしまうクセがあります。ここにいる人、今ある環境、その場にあるものをどう活かすかを考えて実行する。問題があればどう工夫して乗り越えるかを考えるのが好きなのかもしれません(笑)。そういう意味では、国体からSea Gamesまでの流れは挑戦の連続で、だからこそ面白く、学びの多い時間でした。選手たちと一緒に汗を流しながら、試合に向けて積み重ねてきた日々は、私にとっても大切な経験となりました。私自身も多くの学びを得ることができ、改めて柔道の奥深さと人を惹きつける力を実感しました。やっぱり、その場の空気感といいますか。空気が変わる。選手たちの真剣な眼差し、仲間を応援する声、勝敗を超えて交わされる笑顔や握手。スポーツが持つ力を肌で感じ、心から「この場に立ててよかったな」と思える瞬間でした。

さて、Sea Gamesの結果は・・

柔の形、投の形で3位!銅メダル2個という結果でした!個人・団体戦に関しては、残念ながらメダル獲得には至りませんでした。敗者復活戦に勝利し、3位決定戦に出場する選手もいましたが惜敗しました。いやー、とても悔しいの一言です。

結果のみを見れば、十分な成果とは言えない部分もあります。しかし、試合内容を振り返ると、何もできずに終わった試合はなく、団体戦においても積極的に技を仕掛け、相手に応戦する場面が見られるなど、選手たちの挑戦する姿勢が随所に表れていました。同時に、今後に向けた多くの課題が明確になった大会でもありました。

今回の結果の責任は、コーチである私自身にあると考えています。事前の対策や準備、さらには選手1人ひとりの特性やスタイルを、より深く見極めた指導がもっとできたのではないかと、率直に反省しております。それでも、嬉しかったことは、試合後に選手たちから「もっと強くなりたい」「トレーニングを教えてほしい」と前向きな言葉をかけられたことは、大きな意味を持つものだと思いますし、まだ終わりじゃない、これからなんだ。と思いましたね。逆に励ませられる感。申し訳ない(笑)。メダル獲得を目指して、これまで取り組んできた内容が、必ずしも最善の形であったとは限らないものの、決して無駄ではなかったのだと感じることができました。今回の経験を糧とし、課題をまた一つひとつ克服しながら、今後さらなる競技力向上を目指してまいります!それが、今自分ができる最善のことだと思うので!

 

〇 試合前の様子この瞬間とかめちゃくちゃ気合が入ります。普段感じられない、緊張感や気持ちが意外と好きです。

〇 ラオスナショナルチーム

〇 JICA海外協力隊柔道隊員との出会い・・

 タイJICA事務所のVC(Volunteer Coordinator/在外事務所のボランティア企画調査員)さんのご縁で、東南アジアで活動する柔道隊員のみなさんと集まることができました!左からマレーシア、タイ、ラオス(自分)、インドネシアの隊員です。

海外協力隊として活動する中で感じる悩みや疑問、文化の違い…。それを共有できる「仲間」がいることが本当に心強く、嬉しい時間でした。国は違えど、同じ志を持つ仲間と語り合えることが、かけがえのないものですね。

 

今後の活動・・

任期もまもなく1年6か月目を迎え、ラオスでの生活も残り半年となりました。2026年1月末には毎年恒例の「演武会」が開催される予定です。ナショナルチームや日々練習に励む子どもたちが柔道のデモンストレーションを披露します。大トリでは私も参加予定です(笑)。柔道の稽古はもちろん、ラオス観光も怠らず旅行計画も進行中です。柔道も遊びも全力で楽しみながら、ラオスの文化的価値を肌で感じています。

畳の上でもラオスの街角でも、柔道も旅も“一本”を狙っていこうと思います(笑)。

それではまた!

ພົບກັນໃໝ່(ポップカンマイ、また会いましょう!)

ໂຊກດີ(ソークディ、幸運を)

 


JUDOsでは海外で柔道指導をしている方々の活動記を紹介しています。興味のある方は事務局までご連絡ください。