JUDOsでは、2024年10月3日~11月4日、6カ国・6名の柔道指導者を受け入れ、「国際柔道コーチングセミナー」を開催しました。
このページでは、セミナーに参加した研修生とアシスタントコーチの感想を紹介します。
[質問項目]
1. コーチングセミナーに参加した感想は?
2. 一番印象に残ったことはどんなことですか。
3. セミナーの参加前と後で何が変わりましたか。
Asiman Allahverdiyev
アシマン・アラフヴェルディエフ(アゼルバイジャン🇦🇿)
1. このセミナーは私の柔道のキャリアの中で最も大きな一歩の一つでした。日本のシステムや文化をとても気に入りました。ここで私にとって曖昧だった質問に対する答えを見つけることができました。
2. 広島での研修で学んだ原爆投下について深く考えさせられました。
たくさんの友人ができ、光本先生、井上先生、鈴木さん、浩子さん、そして円さん、その他多くの友人に出会いました。
3. 本当にたくさんのことを学びました。セミナーは素晴らしかったです。改めて皆さんに感謝します。また日本に行けることを願っています。ありがとうございました。
Heng Lyly/ヘン・リリー
(カンボジア🇰🇭)
1. 私はこのセミナーがとても意味深いものだと感じました。このセミナーは友情の大切さを教えてくれるだけでなく、柔道に関する新しいことを経験したり、日本の文化や文明について学んだり、旅行したりする機会を与えてくれました。私は、このようなプログラムがもっとたくさん実施され、他国の柔道を発展させる助けになればと願っています。
2. 私が最も感銘を受けたのは、朝飛道場でした。そこでは多くの子どもたちが一生懸命に稽古をしており、彼らは非常に高い精神を持っていました。
3. 私たちにとって、このセミナーに参加する機会を得られたこと自体が十分だと思います。
Antons Cigurs/アントン・チグルス
(ラトビア🇱🇻)
1.素晴らしい経験でした!非常に知識豊富な先生方!そして素晴らしい運営チームです!
2. 私が学んだ最も重要なことは、異なる年齢層に合わせた独自のトレーニング方法です。この方法は、ヨーロッパと比較するとまったく異なっています。
3. トレーニングプロセスや選手のモチベーションに対する考え方が変わりました。学んだすべての情報を自分の生徒たちに伝えるために全力を尽くそうと思います!
数年後にこのコースを修了したすべてのコーチたちのために、日本で短い再会ミーティングを企画するのは素晴らしいアイデアだと思います。一緒にトレーニングし、経験を共有し、互いに学び合う絶好の機会になるでしょう。このような集まりは、友人や同僚として再びつながりを持つことができる機会となり、短時間でも関係を強化し維持する素晴らしい方法だと思います!
Bartłomiej Garbacik/バルトロミエイ・ガルバチク
(ポーランド🇵🇱)
1. 日本での国際コーチングセミナーに参加することが夢のひとつでした。柔道が生まれた国でその美しさを目の当たりにすることができたのは、私にとって大きなチャンスであり貴重な経験でした。このセミナーで得たことは、将来必ず役立つと確信しています。私自身がより良いコーチ、そして人間になる助けとなるでしょう。このセミナーは私の柔道への好奇心をさらに高め、もっと柔道の知識を深めたいと思わせてくれました。
2. 私が最も感銘を受けたのは、セミナーの運営や発展に貢献している人々です。彼らの情熱と献身が、この柔道コースを特別なものにしています。
3. セミナーに参加したことで、柔道の発展やコースで得た知識を伝えることに関連した大きな可能性が私に開かれました。
Mustafe Veseli/ムスタファ・ヴェセリ
(コソボ共和国🇽🇰)
1. 日本で柔道をすることは、すべての柔道家にとって特別なことです。私にとっても同じでした。他の参加者や日本の柔道家と知識を共有することは特別であり、異なる指導者から学ぶことも重要でした。全体として、一生の思い出となる経験でした!
2. まず、柔道そのものです。皆とても温かく迎え入れてくれ、どんなことでも助けようとしてくれました。柔道と文化への愛を感じました!
3. 変わりませんでした。むしろ、自分がやっていることが正しい道であると確信しました!
Anriquelis barrios/アンリケリス・バリオス
(ベネズエラ🇻🇪)(アシスタントコーチ)
1. とても有意義なセミナーでした。礼法から基本技術などの日本の柔道の真髄に加え、包帯の巻き方まで、様々なことを学ぶことができました。このセミナーではさまざまな文化や考え方が混じり合うのが本当に興味深かったです。
2. 松前柔道塾で子どもたちが道場で歌を歌ったとき、とても感動しました。子どもたちの笑顔は素晴らしく、大勢の子どもたちとその瞬間を共有できたことはとても良い思い出です。
3. 光本先生との最初の稽古の瞬間から多くを学びました。長い間行っていなかった審判、子どもたちとの稽古、各道場での異なるトレーニングセッション、そのすべてから知識を得ることができました。
横山智恵/Tomoe Yokoyama
(アシスタントコーチ🇯🇵)
1. 約1カ月間、とても有意義な時間を過ごすことができ、素晴らしい経験をすることができました。光本先生のレッスン、学校や道場への出稽古、障がい者柔道など、たくさんの場所で素晴らしい指導者の先生方の指導法を学ぶことができました。また、たくさんの方たちと出会い、繋がることができ、改めて柔道の素晴らしさを感じることができました。素晴らしい指導法、技術、教育、歴史、文化などを学ぶことができるのはこのコーチングセミナーでしか体験できないものだと思いました。
2. 出稽古先の道場で、練習前は挨拶を交わすだけだった子どもたちとコーチたちが、練習後には肩を組んで仲良く笑っていたり、子どもたちが気持ちを伝えようと頑張って会話しようとしていた姿を見たときはとても温かい気持ちになりました。「柔道、友情、平和」そのものだと感じました。
3. より深くさまざまな対象者に対する柔道の指導法についての知識を広げていきたいと感じました。幼年、小学生、中学生、高校生などのそれぞれのレベルに合わせた指導法、視覚、聴覚、知的などの障がいの方に対する指導法についてもとても興味を持ち、今後日本だけでなく海外で柔道指導を行っていくうえでもっと学んでいかなければならないと思いました。初心者でも経験者でも、子どもでも大人でも、どんな人でも柔道を楽しいと思ってもらえる指導ができるよう、これからも学び続けていきたいと思います。