直心館中西道場で子どもたちと柔道交流

2024年11月23日、平塚市にある直心館中西道場のご協力のもと、元IOC/OS奨学生のアンリケ・バリオス選手(ベネズエラ)が子どもたちと柔道交流を行いました。

幼年から中学生が通う直心館(じきしんかん)道場は、皆さん、とても楽しそうに柔道をしています。


練習前にアンリケがなぜ柔道をはじめたのかを聞く中西先生。アンリケは「父が柔道家なんです。柔道は父が主宰する道場で始めました」と答えていました。今もその道場があるそうで、帰国後は運営を手伝いたいそうです


練習のはじめに自己紹介と挨拶

道場主の中西英敏先生(東海大名誉教授)は、「子どもたちにとって一番大切なことは楽しむこと。強くなる子は大きくなったら自然に成長していきます」と笑顔で語り、その言葉通り、道場には温かい雰囲気が広がっていました。


中西道場は、とてもアットホームな雰囲気です。


アンリケも子どもたちと一緒に汗を流し、乱取りではずっと元立ちを務めました。オリンピアンと組むという特別な経験に、子どもたちは少し緊張しながらも、一生懸命挑んでいました。

交流の最後には、アンリケが母国語のスペイン語と簡単な日本語でスピーチを行いました。道場の皆で「ムーチョス グラシアス(Muchas gracias、スペイン語で“ありがとうございます”)」と声を合わせ、交流は温かい雰囲気の中で締めくくられました。

アンリケの感想です。
「中西道場の子どもたちが本当に楽しそうに柔道をしていたことに驚きました。エネルギーがあって、とても楽しい時間を過ごせました。これまで私は中西先生が厳しい怖い先生ではないかと少し思っていたのです。

でも、柔道が好きでとても優しい先生だということが伝わりました。中西先生のスペシャル横受身を学べたことも良かったです。

自己紹介の時には、国についての質問や、柔道を始めた理由など、色々と聞いてくれてうれしかったです。スペイン語を話す時間も作ってくださったので、子どもたちがスペイン語を学ぶ機会になったかなと思いました。

なによりも、スペイン語で「ありがとう」と言われたことが嬉しかったです。

最後に、アイスクリームを皆で食べたのも最高でした」


練習後、アンリケの周りに集まった皆さんと記念撮影


一緒に練習した一花さん。「はじめは緊張したけど楽しかったです」


直心館道場の壁には、世界地図が貼ってあります。「ベネズエラの場所はどこ?」という質問に答えるアンリケ。地球儀を見て、日本から遠い場所だね!何時間かかるの?と話す子どもたち。中西美智子先生も一緒に場所を確認してくだいました。

中西英敏先生、美智子先生、直心館の皆さん、ありがとうございました!

Muchas gracias!