「Bunkyo Sports Park 2024を」支援しました!

全日本柔道連盟からの要請を受け、2024年10月14日(月・祝)に行われた「Bunkyo Sports Park 2024」(東京都文京区スポーツセンター)に、柔道教室アシスタントとして東海大柔道部国際交流担当の岩本莉樹さんと、マイケル・ミラーさん(2023年JUDOs国際柔道コーチングセミナー修了生)を派遣し、同教室の実施を支援しました。

午前10時から午後5時頃まで行われた柔道体験教室では、柔道未経験者の子どもたち幼年~小学生まで約150名と保護者が参加。全柔連の職員の皆さんの指導のもと、受け身や投げ技の体験をしました。

このイベントには、今年の世界ろう者(デフ)柔道選手権大会メダリストの佐藤正樹選手と蒲生和麻選手も参加しており、子どもたちと柔道交流をした他、技を披露しました。


柔道教室のはじめに「デフリンピックを知っていますか?」と問いかける全柔連の蒲原光一さん


まずは礼法の練習です。みなさん上手に礼をしていました


はじめは、受身から。2024年デフ柔道世界選手権大会3位の蒲生和麻選手も子どもたちと柔道を行いました


受身のあとは、黒帯のお兄さんお姉さんを投げてみよう!
全柔連の職員の皆さんも子どもたちの技を全力で受けます!

柔道体験終了後、佐藤正樹選手がデフ世界柔道選手権大会の金メダルを披露すると子どもたちは大興奮。佐藤選手の前に列になって並び、記念撮影をしていました

手で表現しているのは手話単語の「デフリンピック」(の一文字)。Bunkyo Sport Parkではデフ陸上の体験コーナーもありました。デフリンピック2025まであと1年となりデフスポーツの盛り上がりも感じました

なお、今回は、イベント当日の朝、芦田将輝先生(講道館研修員)が、急きょサポートメンバーとして参加してくださいました。本法人が国際柔道コーチングセミナー中だったうえ、東海大学は授業があったために参加できた学生は1人のみの人手不足状態だったところを助けていただきました。芦田先生、ありがとうございました!!

講師としていた参加していたデフ柔道家の2人に感想を聞きました

蒲生和麻選手(東日本旅客鉄道)

柔道未経験の子どもたちに興味を持ってもらうためのイベントへの参加は今回が初めてでした。最初は進行方法が分からず不安でしたが、全柔連の皆さんのスムーズな進行のおかげで、大成功に終わったと思います。このイベントを通して、多くのことを学ぶ貴重な経験ができました。次回もこのような機会があれば、ぜひ参加したいと思います。

佐藤正樹選手(ケイアイスター不動産)

今回のイベントを通じて、改めて受け身の大切さや頭を守ることの重要性を再認識することができました。

また、皆さんに手話への興味を持ってもらいたいと思い、簡単な手話をお伝えしました。手話で返事をしてくれた姿を見ることができて、本当にうれしかったです。

来年、東京でデフリンピックが開催されます。手話を使った応援をいただけたら、とても励みになります。

さらに、世界選手権で獲得した金メダルを子どもたちに見てもらい、目を輝かせてくれたことがとても嬉しかったです。金メダルはやはり特別なもので、前回大会の銀メダルからの一歩前進として、これまでの努力が報われた瞬間でした。

聞こえないことでこれまでたくさんの困難がありましたが、この金メダルはそれらを忘れさせてくれるものでした。