今年4月から開始した「柔道衣を世界に届けるスペシャル・プロジェクト」今回、その第2号としてデンマークに柔道衣を運搬していただきました。
ご協力いただいたのは山下稜太さんです。小学校の頃から高校生までご家族の影響で柔道をされていたということで、現在はスエトミタカヒトダンススタジオ(大阪市)で競技ダンスの講師をしながら、選手として活躍しておられます。
スペシャル・プロジェクトについてはSNSを通じて知り、6月に競技ダンスの短期留学でデンマークを訪れる際に協力できるかもしれない、と、やはりSNSから連絡をくださいました。
そこでデンマークに柔道衣を必要としている方がいるかどうか、コペンハーゲンで柔道クラブを運営するヘンリック・ヘミングセン(Henrik Hemmingsen)さんに光本惠子理事から問い合わせていただいたところ、ヘンリックさんが知っているだけでも同国内のスヴェンボーやアマー島の柔道クラブに、ウクライナから避難してきた子供たちが通ってきていることがわかりました。
そしてこんなコメントを送ってくださいました。
「デンマークでもリサイクル柔道衣支援をすることはできるけれど、柔道衣が日本から届いたと知れば、彼らはとても喜ぶと思う」このような経緯から、山下さんにデンマークまで柔道衣を運んでいただくこととなりました。
【東海大学国際貢献担当の皆さんに梱包していただきました】
柔道衣は東海大学国際貢献担当の学生の皆さんのご協力によって、全21着をダンボール箱2つに詰め、山下さんに成田空港でお渡しししました。
留学はダンスパートナーでもある妻の千晶さんと一緒にされるということで運搬はご夫妻でご協力くださいました。
【JUDOsサポーターの皆様のサインの入った旗に、山下さんご夫妻からもサインをいただきました】
山下さん夫妻によってデンマークに運ばれた柔道衣は、コペンハーゲン空港でヘンリックさんに渡され、運搬は無事完了。
【コペンハーゲンの空港で落ち合った山下稜太さん(真ん中)、千晶さんとヘンリックさん】
柔道衣はすぐにヘンリックさんが運営する道場に運ばれ、ウクライナ避難民の子どもたちに寄贈されたということです。
今後は、他の柔道クラブに通っているウクライナの子どもたちに届けていただくこととなっています。
戦火から逃れてきたウクライナの子どもたちが、少しでも楽しい時間を柔道場で過ごすことができるよう願っています。
山下さんご夫妻、ヘンリックさん、このたびは本当にありがとうございました。
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海外に渡航される方に、柔道衣運搬をご協力いただく「スペシャル・プロジェクト」詳細はこちら。ご協力いただける方がいらっしゃいましたら、事務局(SNS、メール)までご連絡ください。