ラオス🇱🇦より【サバイディー柔道物語!No.11】

※中東のバーレーンへコーチとして行ってきました(左端が私、菊地。広角カメラで撮影したので足が長い!盛れてる!)私の隣2名が柔道選手、3名が柔術の選手とコーチ

JUDOsでは、海外で柔道指導者として活躍されている方々の声をお届けする「海外からの柔道指導だより」を掲載しています。

東南アジアのインドシナ半島に位置するラオス人民民主共和国🇱🇦でJICA青年海外協力隊として活動をしている菊地友輝さんからの報告です。


サバイディー柔道物語!🇱🇦No.11

JUDOsのホームページをご覧の皆さん、ສະບາຍດີ!(サバイディー、こんにちは!)

JICA海外協力隊としてラオスで柔道指導をしています、菊地友輝(キクチ トモキ)です。サバイディー柔道物語第11号です!

アジアユースゲーム:バーレーンでの物語・・

10月26日から11月1日までの間、中東のバーレーンへコーチとして行ってきました!まず、私にとってバーレーンってどこにあるのって感じでしたので少しご紹介させていただきます(簡単に)。バーレーンは、ペルシャ湾に浮かぶ小さい島国。サウジアラビアのすぐ横にあって、両国は橋(キング・ファハド・コーズウェイ)で繋がっています!

首都はマナーマという街です。私が感じたことになってしまいますが、一言でいうと「小さいけど存在感ある中東のリッチでゆるめな島国」って感じです!語彙力すいません。中東に行くのは初めてでしたので、中東を感じられてとても良い経験でした。物価はお店にもよりますが、日本とさほど変わりませんが、ラオスと比べてしまうととても高いなという印象でした。コーヒーはスターバックス、料理は牛角みたいな感じですかね(笑)。現地に着いてすぐに文字がすごいな~。と思いながらもラオス語も負けていないなと日本での研修時代を思い出しました(笑)。

さて、またズラズラと本題がズレてしまうので、今回の「アジアユースゲーム」の様子と結果についてお話させていただきます。

2025年のアジアユースゲームズは、10月22日から31日までバーレーンで開催され、アジアの約45の国と地域から14〜18歳の若手アスリートが参加する大会でした。競技はおよそ24〜26種目にわたり、陸上や水泳、バスケットボールなどの主要競技に加えて、eスポーツやテクボール、ムエタイなど新しい種目も取り入れられたとのことです。ラオスでも政府を挙げて、柔道を含めて各競技7種目が参加しました。

柔道の結果については、-66kg級の選手と、-44kg級の選手が出場し、どちらの選手も初戦敗退となりました。試合では、技術面だけでなく、試合に臨む気持ちの面でも他国選手との力の差を感じる内容でした。大会全体のレベルも高いこともありますが、国際大会の経験が少ないラオスの選手たちにとっては、緊張感のある大舞台で貴重な経験になったと思われます。

試合の中でも感じることが色々ありますが、普段の練習の中でも選手たちの「優しさ」や「遠慮」といった性格も関係しているのかなと私は感じています。最初の攻めで迷いが見られたり、最後に技を決めきれていないところだったりと。私生活での心の優しさという部分は素晴らしいことですが、試合では相手を尊重しつつも「勝ちたい」「投げたい」という強い気持ちを持つことが大切です。その気持ちの強さが、試合の主導権を握る積極的な動きや、技の切れにつながると感じました。

今後については、技術や体力の向上に加えて、選手一人ひとりの性格や考え方を理解しながら、精神面の成長を支える指導が必要かなと。普段の練習から自信を育て、「勝ちたい」という意欲や熱意を持って取り組むことで、試合でもより強い心で挑めるようになると思いました。トレーニングを通じて、挑戦する気持ちや自己肯定感を引き出し、ラオス柔道全体のレベルアップにつなげていきたいと考えています!と言ってもまだまだ10代、伸びしろがある選手たち。これを活かすことはコーチとしての役割だと思っていますし、私もまだまだ学ぶことがたくさんあるなと選手たちから学んでいてこの先が楽しくなっています(笑)。

真面目な写真もあるのですが、この写真が一番お気に入りです。もちろん、こうしてってポーズをお願いしたわけではありませんよ(笑)。15歳と17歳の選手、本当にラオスから遠く離れたバーレーンまでよく頑張ってくれました。正直なところ、私にとっては大会の結果よりも、選手たちを無事にラオスへ帰国させることの方が一番の心配であり、同時に使命でもありました。無事に大会を終え、選手たちの笑顔を見ることができて本当に安心しました。

 

ラオス国体!!

 バーレーンでの大会が終わった後、次はラオスの国体!ラオス各地の柔道選手たちが首都ビエンチャンに集まり、11月15日から18日までの4日間、柔道の形競技や各階級の個人戦、地方選抜代表による団体戦が行われました。各地方のユニフォームが揃って選手たちが入場する様子は、会場の雰囲気を一層盛り上げていました!

私は審判員として参加しましたが、試合場に入る前の緊張感は何度経験しても消えません(笑)。号令の「始め!」とともに試合が始まると自然と落ち着きますが・・。実はこの緊張感を楽しんでいる自分もいることに気づきました。

大会では選手の大きなケガもなく無事に終了し、安心しました。また、12月に予定されている東南アジアスポーツ大会(SEAGAMES)に出場する選手たちにとっては、良い力試しの場となったと思います。今回の経験を基に、技や動きの調整・研究を重ねて、大会に向けて準備を進めていきたいと感じました!

 

愛子さまが初の外国訪問でラオス日本武道センターへ!?

 数か月前から、愛子さまが初めての外国訪問でラオスを訪問されるという噂を耳にしていました。最初は本当なのか半信半疑でしたが、大使館や警備関係者、訪問者が次々と武道センターの視察に現れる様子を見て、これは確実かもしれないと思い始めました。

その後、JICA海外協力隊ラオス隊員派遣60周年式典の取材が行われる中で、多くの報道陣や関係者が集まり、さらにラオスの選手たちも巻き込まれたことで、噂が事実であることが明確になりました。今回の経験を通して、情報がどのように現場で確認され、実際の行動につながっていくのかを間近で感じることができましたね(笑)。また、武道4種目(柔道、空手、合気道、剣道)が愛子さま訪問により、デモンストレーションを披露することができました。私自身もデモンストレーションに参加、それから直接懇談する機会を設けていただき大変貴重な経験となりました。お迎えをする準備に、取材の対応、たくさんの関係者の交流と一生の思い出です。

それではまた!

ພົບກັນໃໝ່(ポップカンマイ、また会いましょう!)

ໂຊກດີ(ソークディ、幸運を)

 


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