2025年2月、サモア🇼🇸国内で2つ目となる柔道場「Kalikā Dojo」が開館しました。柔道専用道場としては同国内で初めてです。
開館にあたり、本法人からリサイクル柔道畳52枚を寄贈しました。
畳の輸送にあたっては、「Kalikā Dojo」館長のペニアミナ・パーシバル(Peniamina Percival通称:ベンさん))さんと、ベンさんの兄が勤務する日本企業「株式会社Penetrator」(東京都)が協力し輸送費を確保してくださいました。
畳の搬出は 2024年11月に行われました。JUDOsオフィスの2階倉庫から52枚の畳を搬出するため、東海大学柔道部の国際貢献担当だけでなく国際交流担当の皆さんも協力してくださいました
畳は 2024年のクリスマスにサモアの港に到着。2025年2月にサモア国内2つ目となる柔道道場(柔道専用道場としては初)「Kalikā Dojo」が開館しました
道場の名前に使われている「Kalikā」はサモア語で「シールド(盾)」を意味し、道場の理念を象徴しています。
子どもたちのクラス
女性を対象にした護身術のクラス
「Kalikā Dojo」館長のベンさんは、道場設立の目的について次のように語っています。
「私の目標は、サモアの人々が国際舞台に立てるように、サモア代表として競技できる道を切り開くことです。また、このプロジェクトは、サモアにおける暴力や虐待の問題解決に取り組むことも目的としています。
柔道を単なる護身術としてだけでなく、人々が暴力的でなくなり、エネルギーをスポーツに向け、規律や礼儀を学ぶための手助けになるようにしたいと考えています。そして、人々がより健康で強くなることも目指しています。
この道場は柔道だけでなく、他の武道やパフォーミングアーツ(演劇やダンスなど)も取り入れています。多くの人が自分の才能を伸ばし、楽しく交流できる場にしたいと思っています」
なお、ベンさんは、スペシャル・プロジェクト第34号(2024年8月)で、サモアへリサイクル柔道衣を運搬してくださったサモア出身の柔道家セファ・パーシバル(Iosefa Percival)さんの弟です。
セファさんは、今回の輸送費を支援してくださった「株式会社Penetrator」に勤務するソフトウェアエンジニアで、同社は、スペシャル・プロジェクト第1号(ポーランド・ウクライナ難民への柔道衣寄贈)を担当した阿久津岳生さんが経営する企業です。今回の柔道畳寄贈は、このようなご縁で実現しました。