ネパール🇳🇵に柔道衣を届けていただきました!

JUDOsでは、海外へ渡航する方にご協力いただき、柔道衣を手荷物として現地へ運ぶ「柔道衣運搬スペシャル・プロジェクト」を展開しています。

第52号となる今回は、ネパールのヌワコット村の道場に届けていただきました。

ネパールの首都カトマンズから車で約1時間の場所にあるヌワコット村は、2015年のネパール大地震で大きな被害を受けました。現在、この村に新たな道場を建設するプロジェクトが進められており、その関係者の方々がヌワコット村へのツアー参加の際、柔道衣を運搬してくださいました。

今回のツアーには、新道場建設プロジェクトに関わる日本企業の方々、建築関係の個人の方々、そしてボランティアとして関心のある一般の方々など、約20名が参加されました。ツアー参加者の一人、新井麻月さんが、柔道指導者の各務耕司さんを通じ、本法人に柔道衣の運搬協力を申し出てくださいました。


空港で荷物を受け取った新井さん。段ボール箱を開封し、ツアー参加者に配布しました

それぞれ1~2着の柔道衣をスーツケースに入れ、現地まで運んでくださいました

新井さんはホッケーの元日本代表選手。競技の枠を超え、各国でスポーツを通じた教育の普及に力を注いでおられます。


ツアーの通訳とコーディネーターを務めたのは古屋祐輔さんです。古屋さんは本法人の活動でもお世話になっています。写真奥に写っているのが、地震によって被害を受けた道場の建屋


新しい道場の建設予定地です

ヌワコット村には、柔道の元ネパール代表選手が数名おり、その中でも村の指導者であるGanga Bahadur Dangolさんは、1988年ソウル・オリンピックに出場した経験があります。

現在は、 Ganga さんを中心に学校の施設に畳を敷いた仮道場で練習しています。

彼は嘉納治五郎先生を深く尊敬しており、仮道場には嘉納先生の写真が掲げられているそうです。子どもたちは毎回その写真に向かって礼をして稽古に励んでいます。

柔道着は、ここの仮道場で練習する子どもたちに手渡されました。

「子どもたちが本当に喜んでくれて、暖かくうれしい気持ちになった」と新井さんは話しました。

ヌワコット村の新しい道場は、今年8月に完成予定です。開館式には日本から指導者を招き、「日本の柔道をぜひ見たい」という現地の希望に応える形でイベントを開催することになっているそうです。

JUDOsは引き続き、ヌワコット村の道場を応援していきます!


本法人では引き続きこのプロジェクトにご協力いただける方を募集しています。
海外へ渡航予定があり、ご協力いただける方がいらっしゃいましたらぜひJUDOs事務局までご連絡ください。
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