2023年5月、「モンゴルの道場に日本から畳を贈りたい!」プロジェクトに、本法人からリサイクル柔道畳118枚を寄贈しました。このプロジェクトは、柔道を通じた公教育の創造を使命にかかげ、多彩な活動を展開されているNPO法人 judo3.0の有志の皆さんが、モンゴル国体育大学とモンゴル国視覚障害者協会へ畳を贈ることを目的に起ち上げられたものです。
プロジェクトリーダーの竹熊カツマタ麻子教授(静岡県立大学看護学部、同大大学院看護学研究科)先生は、モンゴル国体育大学と協力して研究と教育活動をしている関係で、モンゴルに渡航され、その際、柔道畳のないところで靴を履いて柔道をしている学生を目にし、柔道畳を送る決意をしたそうです。輸送費用は、クラウドファンディングを実施し集められました。
集まった畳は、本法人の118枚を含む386枚だったそうです。
2023年8月に神戸港に全ての畳が集められ日本を出航し、9月にモンゴル・ウランバートル市に到着しました。
(プロジェクトリーダーの竹熊教授には、2022年にリサイクル柔道衣を手荷物で運んでいただくスペシャル・プロジェクトにご協力いただいております。
⇒ 手荷物で運搬スペシャル・プロジェクト(モンゴル)の記事はこちら )
日本全国から神戸港に畳が集結! 畳の裏に寄贈者の名前を入れてくださいました
ウランバートルに到着した畳。中国・天津の港を通り、鉄道でモンゴル・ウランバードルまで運んだそうです
9月20日に、モンゴル国体育大学の道場に到着した畳は、モンゴル国体育大学から、モンゴル視覚障害者協会、モンゴル国立特別支援学校へ無期限・無償で貸与されることになりました。
竹熊先生が10月末にモンゴルを訪れ、モンゴル国体育大学で開催された寄贈式に出席されました。
寄贈式に参加したプロジェクトリーダーの竹熊カツマタ麻子先生(右)
無期限無償貸与の書類にサインをされている様子(モンゴル国立特別支援学校校長、モンゴル視覚障害者協会会長)
視覚障害者協会の元会長(右)と前会長(左)。前会長は畳を待ちはじめて20年目にして自分たちの道場に畳を入れる夢が叶ったと喜ばれていました。手で畳を触って確認しておられます
寄贈された畳が敷かれたモンゴル国体育大学の道場
特別支援学校にも畳が敷かれました!
畳が運び込まれたモンゴル視覚障害者協会の道場、手前にある箱は2022年に「手荷物で運搬スペシャル・プロジェクト」で運搬くださったときのもの
モンゴル視覚障害者協会の道場にも畳が入りました!
モンゴル国体育大学と視覚障害者協会の道場の一角に、今回のプロジェクトの協力者の名前を掲載いただきました。JUDOsの名前も入れていただきありがとうございます!
竹熊先生からは、「本当にうれしいです。JUDOs様のご協力がなかったらここまで幅広く畳を提供することはできませんでした。皆さま、本当に喜びに溢れておられました。ありがとうございます」とメッセージをいただきました。
今後は、モンゴル国体育大学の学生が視覚障害者協会の道場で実習を行ったり、卒業生が障がいのある大人や子どもたちを対象とした柔道プログラムを取り入れる活動を始めるそうです。
NPO法人judo3.0では、「2024年9月はモンゴルで柔道をしよう!」プロジェクトも進められているそうです。興味のある方は、こちらをご覧ください。
(https://judo3.org/blog/event/202409monglia/)
モンゴルと日本の柔道交流は、どんどん広がっていきます。本法人では今後もjudo3.0の皆さまと協働して参ります。今回はありがとうございました!
モンゴルのニュースでも取り上げられたそうです。
Youtube(https://fb.watch/pMf6Q1y1ey/)
「モンゴルの道場に日本から畳を贈りたい!」プロジェクトの動画報告