アフガニスタン出身の3名からの報告です!

2020年1月19日〜31日、アフガニスタン出身の3名が来日、「外国からの指導者・選手受入支援事業」を行いました。3名からの感謝と報告が届きましたので紹介いたします!

  

写真左:指導者のフリバ・レザイー(Friba Rezayee)さん

-Friba Rezayee  フリーバ・レザイー

 フリーバ・レザイー、ザケラ・ホッサイニ、パーウィン・アスカリは、柔道トレーニングのために、東海大学を訪問しました。私、フリーバは、ザケラとパーウィンのチームリーダー兼コーチとして、指導者を務めました。今回のトレーニングは、1月から始まり、2020年1月19日~30日の期間でした。

 この合宿とプログラムは、アフガニスタンの女子選手、ザケラとパーウィンの柔道の技術向上を目指すこと、さらに、一流のレベルで柔道を学び、国際大会で戦えるよう、また、アフガニスタンの女子選手のためにプロのコーチになるため準備することを目的としていました。このプログラムは、ザケラとパーウィンが、柔道でリーダーシップを発揮し、アフガニスタンで自分の道場を運営出来るようにする目的もありました。

 柔道は、他者を思いやり、優しく、調和を貴重とした文化を育むことで、社会に変化をもたらす手段でもあります。私たちは、柔道が、平和、尊敬、そしてお互いに思いやることを、示すと信じています。

 NPO法人JUDOsの皆様、最高の柔道指導者や選手と練習する機会を与えて下さったことに、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。


 

写真左:ザケラ・ホセイニ(zakera Hossaini)選手

日本訪問の目的

 私の友人、家族、コーチ、そしてJUDOsの皆様へ、心からのお礼を申し上げます。私の来日の目的は、柔道の基礎を学ぶことでした。今回の来日で、柔道についてさらに知識を得ることができました。また、柔道の学校である講道館を訪問しました。講道館は非常に教育的なところで、柔道の心のようなところです。

 私たちは、素晴らしい先生方に、世界レベルのご指導いただきました。日本では、多くの最高の日本や世界中の仲間と練習する機会もありました。今回の滞在は、私たちにとってとても役に立ちました。

 私たち女子選手は、今回獲得したリーダーシップによって、アフガニスタンで自分の道場を運営する方法を学びました。今回のプログラムが継続されることは、アフガニスタンの女子選手にとって非常に有効です。また、このような強化プログラムをお願いしたいです。

 今回のトレーニングのために、東海大学に私たちを招へいしてくださったJUDOsの皆様に感謝いたします。 また、私たちはコーチと、日本の先生方に感謝申しあげます。アフガニスタンの女子選手のために、このプログラムを企画してくださったフリーバ・レザイーさんにも感謝しています。柔道で私たちを支援してくださったアフガニスタンのファーハド・ハズラティ・コーチにも感謝します。

ザケラ・ホッサイニ


 

パーウィン・アスキャリー(Parwin Askari)選手

日本研修の最終レポート

– In the name of Allah(アッラーの名の下に)-

 皆さまへ、心を込めて挨拶したいと思います。このトレーニングプログラムを企画して下さった、フリーバ・レザイーさんに感謝しています。彼女は、アフガニスタンで女子柔道練習環境を改善するために、精力的に動いて下さっています。日本でトレーニングを始めたとき、様々なチームや素晴らしい指導者たちと練習する機会を得ました。今回のトレーニングを通し、私は柔道についてより学ぶことが出来ました。私は、正しい打ち込みを学び、柔道の技術を向上させました。2週間の滞在で、懸命に学ぶこと、練習に打ち込むことを学びました。そして、優しくあることも学びました。また、柔道の一般的なことも学びました。それは、初めに身体を作ること、そして打ち込みや乱取りを行うことです。私は以前より技術が向上し、強くなったと感じています。

 私の2週間の日本滞在は、とてもうまくいきました。時に、とても楽しい時間でした。私たちは、3回、アフガニスタンの女性についてインタビューを受けました。私たちはアフガニスタンのスポーツで、女子が面している問題についてお話したかったです。私たちは、個々で得た知識を自国に帰り、アフガニスタンの女子に伝え、彼女たちの柔道の質を向上させます。私は、全ての女子が望んだ道に進めるように、願っています。

こころより、感謝をこめて

パーウィン・アスカリ