南アフリカの子どもたちに柔道衣が届きました!

南アフリカのヨハネスブルグ市で柔道を通してより良い社会を作るために活動している「Judo for Peace South Africa」(JFPSA)の皆さんに、リサイクル柔道衣が届きました。

JFPSAは、国際柔道連盟(IJF)と国連難民高等弁務官事務所が難民受け入れ支援のために協働しているプログラムで、柔道を通して、南アフリカの地元の方々と難民の方々が調和すること、子どもの保護や男女平等など、様々な社会的な焦点を当て、彼らが困難な状況を克服できるよう支援しています。

JFPSAは、ヨハネスブルグ市アレクサンドラ地区にある「Judo for Hope Centre」という柔道場で活動を行っており、その道場は、2022年5月に日本国外務省の草の根・人間の安全保障無償資金協力によって建てられました。

また、JFPSAは、その活動が認められ、2022年にはIJFのThe Judo For Peace Awardにもノミネートされました。

このたびの本法人からの柔道衣寄贈は、 JFPSA の活動に共感し、何か協力できればと考え、中心人物であるイタリア出身で現地で活動している柔道家ロベルト・オーランド(Roberto Orlando)さんに連絡を取ったことから始まりました。

JFPSAは、ヨハネスブルグ市内の7つの柔道クラブと、ダーバン市とケープタウン市の5つの学校といくつかの柔道クラブで活動を行っており、さらに「Judo for Hope Centre」道場の隣にある小学校と中学校でも柔道教室を開く予定があるということで、柔道衣はいくつあってもたりないとのことでした。そこで子ども用の柔道衣50着を2023年1月に発送しました。


ロベルトさん(中央)から送られてきた写真。右の選手は東海大の学生が寄付した柔道衣を着ているが、そのことを伝えるとロベルトさんは、「それを生徒が知ったら大喜びします!東海大学の畳にあがることが彼らの夢の一つだから」と話していました。いつか日本で会いましょう!

荷物が届いてすぐに連絡をくださいました。最後に聞こえるかわいらしい声は、ロベルトさんのお嬢さん。

道場での練習風景。たくさんの選手が参加しています!

ロベルトさんから送られたお礼状
「感謝の気持ちと共に、柔道衣が届いたことで、たくさんの子どもたちが柔道をできること、そして嘉納治五郎師範の道徳律に基づいた生き方をできるようになること。私たちは、日本からの柔道の友人がこの南アフリカを訪れる日を夢見ています」と書かれています。

「Judo for Peace South Africaプログラム」を通して、南アフリカで柔道を行う人は増えているそうです。本法人ではこれからもアフリカの皆さんが柔道ができるよう応援していきます!